YouTubeの再生回数が伸びない理由
こんにちは松下です。
「YouTubeの再生回数が伸びない」という理由で、YouTubeを辞めてしまう人達がたくさんいるようです。
「YouTubeって全然稼げないじゃん」みたいな感じでね。
で、そういう人達に「YouTubeを始めてどのくらい経ちますか?」と尋ねると、ほとんどの人達は「始めてから3ヶ月以内」と答えます。
しかし、私はそのような人達と出会うと「なんて勿体無い!」と、そう思ってしまうのですが、そもそもYouTubeを始めて3ヶ月程度で「再生回数が伸びない」という理由で、YouTubeを辞めてしまうっていう人達は、YouTubeの基本的なシステムについての知識が足りないからだと思います。
そこで今回は、YouTubeの再生回数が伸びない理由の1つでもある、YouTubeのシステムについてお話ししたと思います。
それと、YouTubeのアドセンス報酬で日本一稼いでいると言われている「ヒカキンさん」は、現在、YouTubeのアドセンス報酬で1年間で億を超えるほどの収入があると言われていますが、そんなヒカキンさんでもYouTubeを始めた当時は、しばらくの間、全く稼げなかったと本人は言っています。
なので、「YouTubeの再生回数が伸びない」ことが原因で、YouTubeを辞めてしまうという非常に勿体無い人達のために「YouTubeの再生回数が、なぜ伸びないのか?」という理由についてのお話しもしようと思います。
仮登録と本登録という概念
まず最初に、YouTubeのシステムの1つでもある「仮登録」と「本登録」という概念について説明します。
「仮登録」とは、動画を投稿してからすぐに登録される状態のことをいい、仮登録の段階では原則として「YouTube検索」でしか動画をヒットさせることができません。
つまり、仮登録の段階では、例外を除き関連動画やブラウジング(トップページ)には、原則として表示されないというわけです。
このことは逆いうと、本登録をされると関連動画(ブラウジングを含む)へ表示されるようになるということですね。
YouTube視聴者の約8割が関連動画から集まる
ちなみに、YouTubeの視聴者の約8割が、関連動画(ブラウジングも含む)から動画を視聴するという統計結果が出ています。
なので、仮登録の段階ではほとんど「再生回数が伸びない」というのが現状です。
では、再生回数を伸ばすためには一体どうすればいいのでしょうか?
それは、仮登録から本登録へとレベルアップさせる必要があります。
では、仮登録から本登録をさせるためには一体どうすればいいのでしょうか?
それには以下の2つの条件があると言われています。
1、動画がYouTubeのガイドラインに沿った動画であること。
2、動画が著作権に触れるような動画ではないこと。
この2つの条件をクリアしていれば、YouTube側が優良動画と判断し仮登録から本登録してくれます。
YouTubeは本登録までに2〜3ヶ月ほどかかる
ここからが非常に重要な話になるのですが、以前のYouTubeのシステムでは、仮登録から本登録されるまでの期間は約2週間から1ヶ月程度だったのですが、最近は世界中のYouTuber達が何かと問題を起こしているという理由で、仮登録から本登録されるまでの期間が延長されるという事態が起きています。
例えば、アメリカのあるYouTuberが、富士山の樹海で自殺者を撮影しその動画が投稿してしまい、世間からパッシングを受けてしまったりとか、これもアメリカのあるYouTuberがチャンネルを削除されたことに腹を立て、YouTubeの本社で銃乱射事件が起こしてしまい1人亡くなってしまったとか、とにかく、最近世界中のYouTuber達が何かと問題を起こしていることが原因で、最近では仮登録から本登録されるまでの審査が非常に厳しくなっており、約2ヶ月から3ヶ月程度の期間を要するようになっています。
つまり、動画を投稿してから約2ヶ月から3ヶ月の間は「再生回数が伸びない」というのは、YouTubeのシステム上、仕方ないと、そういうわけなんですね。
8対2の法則
突然ですが、あなたは8対2の法則というものをご存知でしょうか?
世の中には8対2の法則というものが存在しており、8対2の法則というのは、例えば会社で例えると「2割の社員が真面目に働いていて8割の社員が適当にやっている」とか、「2割の社員が会社の8割の売り上げを上げている」など、そんな法則が世の中には実際に存在しています。
で、この8対2の法則は、もちろんYouTubeでも例外なく当てはまります。
例えば、チャンネル登録者の2割の人達が8割の動画を見てくれているとか、チャンネル内の2割の動画が8割のアドセンス報酬を稼いでいるなど、YouTubeでも例外なく8対2の法則が当てはまっているのです。
つまり、感の良いあなたでしたらもうお分かりだと思いますが、YouTubeでは「投稿した全ての動画が爆発的に再生される」というわけではなく、チャンネル内のせいぜい2割程度の動画のみが爆発するか、そこそこ再生回数を伸ばすことができるというわけです。
例えば、チャンネル内に動画が100個あったとしたら、せいぜい2割程度の20個の動画が爆発するか、そこそこ再生回数を伸ばすことができるということで、残りの8割程度の80個の動画はほとんど「再生回数が伸びない」というのが実情です。
下の画像をご覧ください。
この画像は、某チャンネルの管理画面になりますが、このチャンネルでは1日1本から2本程度のペースで動画を投稿しています。
で、この画像をみてもらえばわかるように、再生回数が伸びている動画は赤枠で囲った2本だけです。
つまり、再生回数が伸びている動画は9本中約2割だけで、残りの8割の動画はほとんど再生されていないというわけです。
動画にはビデオランクという概念がある
では一体なぜ、約8割の動画が再生されないという現象が起こるのでしょうか?
それは、冒頭でもお話ししましたが、「動画の再生回数が伸びるか伸びない」かは、関連動画(ブラウジングも含む)に表示されるかどうかで勝負が決まるからです。
YouTubeは視聴者の約8割(ここでも8対2の法則による)の人達が、関連動画(ブラウジングも含む)から動画を見ているという統計結果が出ています(逆いうと、約2割の視聴者はYouTube検索または外部リンクから動画を見ている)。
なので、動画が本登録されて関連動画(ブラウジングも含む)に表示されるようになると、それと並行して再生回数も伸びるようになります。
さらに、視聴者維持率の高い動画やグッド評価の高い動画は、ビデオランクというものが上がり、関連動画(ブラウジングも含む)に上位表示されやすくなるという性質もあるので、動画によっては再生回数が伸びる動画と伸びない動画にどうしても分かれてしまいます。
つまり、「再生回数が伸びるか伸びない」かは、ビデオランクが上がるか上がらないかで決まってしまうと、そういうわけです。
ここまでの話をまとめると、動画の再生回数は、ある程度「YouTubeのシステムに依存する」ということになりますが、こういう話をすると「それじゃあ私達YouTuberは、どうすることも出来ないのでしょうか?」という質問を受けるかも知れません。
しかし、決してそういうわけではありません。
YouTubeは誰でも平等にチャンスをくれる
YouTubeにはビギナーを支援するというシステムが存在します。
ビギナーを支援するシステムというのは、一体どんなシステムかというと、動画が本登録されると、まずはYouTube検索や関連動画(ブラウジンも含む)などで、ビデオランクには関係なく誰でも平等に上位表示されるようになります。
これがいわゆるビギナーを支援するチャンスというものです。
で、まずは誰でも上位表示されるこのチャンスが与えられ、そこで、どれだけ視聴者維持率やグッド評価を取れたなどの様々なデータを元にYouTube側が、この動画は優良動画なのかそうでないのかを判断し、優良動画に対しては高いビデオランクを付けるという処置が取られ、その時点でビデオランクが高ければ高いほど、上位表示され続けるようになるので再生回数が伸びるという現象が起こります。
しかし、逆にこのチャンスの時に、視聴者維持率やグッド評価などが低かった場合は低いビデオランクが付いてしまい、そうなると表示順位はどんどん下がっていってしまうので、結果的に「再生回数が伸びない」という結果となってしまいます。
このように、YouTubeは始めて間もないビギナーに対しても平等にチャンスが与えられ、長くやっていれば優遇されるというわけでは決してありません。
では、そのチャンスをできるだけ活かすには、一体どうすればいいのでしょうか?
とにかく動画を投稿し続け数で勝負する
ここで思い出してください。
そうです、8対2の法則です。
8対2の法則によれば、動画10本に対して2本の動画は再生回数を伸ばすことができるというお話をしましたが、チャンネル内に動画をたくさん作り続けることで、再生回数を伸ばすことができる動画が生まれる確率が高くなります。
つまり「数打てば当たる」というやり方ですね。
このことは逆にいうと、「10本投稿したら8本が無駄になる」ということにもなるので、このマインドセットをしっかりと持ちながら動画を作り続ければ、例えほとんどの動画の再生回数が伸びなかったとしてもガッカリすることもなくなり、モチベーションを維持することができるようになります。
また、とにかく大量に動画を投稿し続けることで、チャンスをものにできる確率もどんどん高くなるので、「YouTubeで再生回数が伸びない」と悩んでいる人は、とにかくチャンネル内に動画を大量に投稿するということが、最大の回避策になります。
10本、50本、100本、200本と動画を大量に投稿していけば、そのうちにヒット作が出るようになります。
チャンネル内に1本でもヒット作が出れば、そのヒット作の関連動画に同じチャンネルの他の動画も表示されるようになるので(原則として)、そこから他の動画の再生回数もどんどん伸びるようになり良いスパイラルが始まり、ヒット作がキッカケでチャンネル全体が爆発するといった現象が起こります。
多くの人達は、そこに行く前に挫折してしまいます
確かに、再生回数が10回とか100回程度にしか伸びなかったら、YouTubeを辞めたくなる気持ちもわからなくはありません。
しかし、YouTubeで再生回数を伸ばしている人達は、この壁を乗り越えられたからこそ成功を手にすることができたのです。
つまり、YouTubeで再生回数を伸ばして成功するためには、動画を継続的に投稿し続けて「1本のヒット作を狙う」というやり方が、YouTubeで再生回数を伸ばすためのコツだと、そういうわけなんですね。
動画は1日1本以上は必ず投稿する
で、あともう1つ、YouTubeには非常に重要なシステムが存在します。
それは一体どんなシステムかというと、「YouTubeは、毎日動画を投稿しているチャンネルを高く評価する」というシステムです。
これは文字通り、動画は必ず毎日1本以上は投稿したほうがいいですよということになるのですが、だからと言ってクオリティの低いつまらない動画ばかりを毎日投稿し続けていても、逆効果の場合があります。
ちなみに私の検証では、1つのチャンネル内に最低でも200本の動画が貯まるまで、毎日1本以上の動画を投稿し続けたほうが「ヒット作が出やすくなる」という検証結果が出ています。
なぜそうなるのかは、理由は不明ですが・・・。
で、こういう話をすると「僕はサラリーマンなので、毎日動画を投稿する時間なんてありません」っていう人も中にはいるかも知れませんが、しかし、そういう人でも諦めないでください。
忙しい人は動画を作りだめしてからスタート!
忙しくて動画を毎日投稿できないという人は、「動画をある程度作りだめしておいてからスタートする」というやり方をオススメしています。
「動画をある程度作りだめしておいてからスタートする」というのは具体的にどういうことかというと、例えば、あなたが2日に1本のペースでしか動画を投稿することができなかったとしたら、最低でも100本の動画を作りだめしておいてからスタートすればOKということです。
動画を100本ためた時点からスタートし毎日1本ずつ動画を投稿すれば、チャンネル内に動画が200本たまるまでは毎日1本ずつ動画を投稿することが可能という計算になりますよね。
この「動画は毎日1本以上」という概念は非常に重要なので、ぜひ覚えておいてください。
YouTubeで再生回数を伸ばすための基本的な流れ
今回の記事をまとめると、「YouTubeで再生回数が伸びない」と悩んでいる人は、次の流れを参考に動画を投稿してください。
1、動画を投稿する
2、動画が仮登録される
3、2〜3ヶ月程度で動画が本登録される
4、動画が本登録されると関連動画(ブラウジングを含む)に表示されるようになる
5、関連動画(ブラウジングを含む)に動画が表示されるようになると再生回数が伸びる
この他にも、
6、YouTubeは誰でも平等にチャンスがある
7、チャンスをものにすることができれば、その勢いで再生回数を伸ばすことができる
さらに、
8、動画にはビデオランクという概念があり、最初は再生回数よりも視聴者維持率やグッド評価の方が重要となる
9、視聴者維持率やグッド評価が上がるとビデオランクが上がる
10、ビデオランクが上がると表示頻度が上がり、表示頻度が上がれば再生回数を伸ばすことができる
おまけとして、
11、視聴者維持率とグッド評価が上がるようになったら、次の目標はクリック率を上げること
12、クリック率を上げるためには、魅力的なサムネイルやタイトルを付ける必要がある
13、クリック率が上がればビデオランクが上がり、ビデオランクが上がれば再生回数を伸ばすことができる
というわけで、以上がYouTubeの再生回数が伸びない理由についてお話ししましたが、いかがだったでしょうか?
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
それでは、またお会いしましょう!松下でした。